宮下 孝広 教授

専門分野
教育心理学、教育方法学

自己紹介・学生へのメッセージ

専門は教育方法学で、心理学的なアプローチによって研究してきました。教育「方法」というと「どうやって教えたらいいか」が課題と思われがちです。確かにその通りではあるのですが、単なるノウハウに終わるのではなく、教師と子どもの間をつなぐ言葉をはじめとする媒介を通して、豊かで深みのある理解と分かることを通じて生まれる自信を伝えることができるのはなぜか、それを追及する学問領域だと思っています。教室で行われている活動や授業がその典型的な過程であり、学部の学生時代から教室に出かけて、あるいは実践記録を通じて、考え続けてきました。これからも興味を持ってくださった方々と一緒に学んでいきたいと思います。

担当科目

初等教育学科

  • 教育心理学
  • 教育方法(ICT活用の理論と実践を含む。)
  • 初等教育基礎演習
  • 初等教育演習
  • 卒業研究

人間総合学部

  • 学校と発達

大学院 発達心理学専攻

  • 教育分野に関する理論と支援の展開A
  • 修士論文指導
  • 研究指導

担当科目の内容

初等教育学科

教育心理学

教育に関わる心理学的研究のなかから、乳幼児期・児童期の子どもの発達、教授・学習過程、動機づけ、そして教室における対人関係・社会関係、情動やパーソナリティなどについて概観します。

人間総合学部

学校と発達

私たちの生活に深く浸透している学校や教室の仕組みと、そこで展開される活動、形成される知識・技能や人間関係などについて見直し、学校が発達をどのように方向づけているのかについて考察します。

大学院文学研究科 発達心理学専攻

教育分野に関する理論と支援の展開A

学校や教育の場で生じるさまざまな問題について、心理学にとどまらず、教育学・社会学・哲学などによる研究等にもふれながら、心理学的にどのようにアプローチするか、具体的に考察します。

業績

著書等

  • 『児童心理学・発達科学ハンドブック 第1巻』2022年 福村出版(第8章翻訳)
  • 『歌と絵本が育む子どもの豊かな心―歌いかけ・読み聞かせ子育てのすすめ―』2018年 ミネルヴァ書房(共編著)
  • 『新・発達心理学ハンドブック』2016年 福村出版(共著)
  • 『教育の方法と技術 第二版』2014年 学文社(共著)
  • 『新版 発達心理学への招待』2005年 ミネルヴァ書房(共著)
  • 『児童文化入門』1995年 岩波書店(共著)

経歴

 富山県立高岡高校 卒業
 東京大学教育学部 卒業
 東京大学大学院教育学研究科修士課程 修了(教育学修士)
 東京大学大学院教育学研究科博士課程 中退
 
 東京大学教育学部助手
 白百合女子大学文学部児童文化学科専任講師、助教授・准教授、教授を経て
 同      人間総合学部初等教育学科教授(現在)

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