学長メッセージ紹介
白百合のこころを大切に生きる
白百合女子大学は校名・校章に「白百合」の花を選んでいます。白百合は聖母マリアを象徴する花とされ、清楚、謙虚さの中に気品のある女性を想起させます。キリスト教精神に基づく全人教育による女性の育成こそ、本学が目指しているものです。
マスールたちから届けられた愛
白百合女子大学は校名・校章に「白百合」の花を選んでいます。白百合は聖母マリアを象徴する花とされ、清楚、謙虚さの中に気品のある女性を想起させます。キリスト教精神に基づく全人教育による女性の育成こそ、本学が目指しているものです。
グローバル化の波が押し寄せるAI時代において、国際的な視野を身に付け、高度で専門的な知識を修得することは重要なことです。しかし、ただそれだけでは、真に人間らしい愛と思いやりに満ちた社会を創るには十分ではありません。弱く小さな人々に手を差し伸べ、他者の苦しみや痛みに寄り添い、社会に貢献する自立した女性の教育こそ、本学の使命であると確信しています。
マスールたちから届けられた愛
本学の設立母体であるシャルトル聖パウロ修道女会は、17 世紀末にフランスの寒村で誕生し、当時の貧しい人々を擁護し、女性や子どもたちの教育に力を注ぎました。その活動はやがて世界各地に及び、1878 年には3 人のマ・スールによって函館に修道院が創設され、その後、東京、盛岡、仙台、八代、神奈川に活動拠点を広げ、1965 年に白百合女子大学が設立されました。
調布市の緑ヶ丘に位置する本校は、キャンパス内に一歩足を踏み入れると、まるで童話の世界に迷いこんでしまったかのような光景が展開します。美しいチャペルがあり、四季折々の草花が咲き乱れる、自然に恵まれた環境の中で、約2 , 000 名の学生が勉学に励んでいます。みなさまもオープンキャンパスの折に、ぜひとも一度おいでください。
※ マ・スール:フランス語で英語の「シスター」にあたる言葉
学長 髙山 貞美