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【報告】盛岡白百合学園高等学校との高大連携プログラムを対面で実施

2022年7月13日

本学の姉妹校である盛岡白百合学園高等学校(岩手県盛岡市)との高大連携プログラムが、去る7月8日(金)に対面形式にて実施されました。

盛岡白百合学園は、1892年(明治25年)に開校した「私立盛岡女学校」に始まる130年の歴史を持ち、定評のある語学教育はもちろん人間力の向上を目標として、世界で活躍する女性を育てる教育を展開しています。

今回実施したプログラムは、高校1年生を対象として、「江戸時代の『桃太郎』を読む」(宮本祐規子 国語国文学科准教授)、「楽しくやさしいフランス語入門講座」(善本孝 フランス語フランス文学科教授)、「図書館やインターネットを使って調べる」(今井福司 基礎教育センター准教授)、「人が感じる4つの痛み —生きることの意味—」(宮本信也 発達心理学科教授・釘宮明美 カトリック教育センター教授)の4つの授業を行い、生徒の皆さんがこの中から2つを選んで受講するというものです。

このうち、「人が感じる4つの痛み —生きることの意味—」の授業は、身体的痛み(physical pain)、精神的痛み(mental pain)、社会的痛み(social pain)、魂の痛み(spiritual pain)という4つの痛みが、しばしば死が避けられない状況で語られることが多いことから、「痛み」を通して“人として生きることの意味・いのちの意味”を考えてみようというもの。宮本教授が医学や心理学の視点から、釘宮教授が死生学や宗教学の視点からアプローチする学際的(複数の異なる学問領域にまたがる)内容となりましたが、人間が避けることができない死という問題をどう受けとめるか、さまざまなヒントの詰まった授業に、真剣な面持ちで聞き入る生徒の皆さんの表情が印象的でした。



(社会連携センター)
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