ニューカレドニア大学の学生13名と先生が白百合女子大学を訪問しました
2025年2月3日
2025年1月29日、ニューカレドニア大学で日本語を学ぶ学生たち13名とナターシャ・ストレンペック先生が白百合女子大学フランス語フランス文学科を訪問しました。昨年の6月に予定されていたこの訪問は5月13日事件の影響で一度延期されたのですが、悲願がようやく実現しました。
まず、フランス語フランス文学科研究室(仏研)でお迎えすると、ニューカレドニアのみなさんは現地の伝統の儀式クチュームを披露してくださり、白百合部族の長である猪狩友一学長に記念品の贈呈が行われました。
その後、白百合の学生たちとともにキャンパスツアーを行い、学食を体験していただきました。3限からはCOILの授業を通して交流してきたフランス語フランス文学科の学生と、フランス語スピーチの授業を履修している学生、学会の有志の学生たちがグループに分かれてカナック編みを体験しました。二色のリボンを綺麗に編んでいくのは最初は難しかったものの、ニューカレドニアの学生のみなさんが手取り足取り教えてくださったおかげで、みな熱中して取り組み、マスターしました。そして、ニューカレドニアのみなさんが現地に伝わる物語を披露してくださいました。工夫を凝らした手書きのイラストの紙芝居つきで、自然豊かなニューカレドニアならではの、動物が主人公の興味深いお話をたくさん聞くことができました。
3限の後半では、書道体験を行いました。あらかじめ、ニューカレドニア大学のみなさんのお名前の漢字の当て字を使ったお手本を用意しておき、白百合生が見守るなか、一心に書道体験に取り組みました。難しい漢字も、白百合生に書き順を教えてもらって、一筆ひとふで丁寧に書かれていたのが印象的でした。
4限には、本学の重要文化財であるめぐみ荘に移動して、お茶会が催されました。建物の歴史や茶道の文化について、本学フランス語フランス文学専攻修士課程の大学院生で、お茶の先生でもいらっしゃる若見洋子さんにお話しいただいたあと、季節の練り切り菓子とお抹茶をいただきました。畳の部屋での本格的なお点前に、ニューカレドニアのみなさんも見入っていました。
交流会の後は、ニューカレドニア大学のみなさんが心を込めて準備してくださったお土産を白百合生ひとりひとりが受け取りました。ニューカレドニア大学の学生のみなさん、白百合の学生ともにみな満ち足りた表情をしていたことが、困難を乗り越え実現したこの交流会の充実の度合いを表していました。今後も、引き続きニューカレドニアのみなさんとの交流を続けていきます。ニューカレドニア大学のみなさん、ご訪問ありがとうございました。またお会いしましょう! À bientôt !
(フランス語フランス文学科)