6月30日(火)、グローバル言語・文化教育センターは、イエズス会日韓社会使徒職チームとの共催により、オンラインフォーラム「繋がりあうことのレスポンシビリティを通じて 平和の架け橋を ― 日韓青年の連帯 ― 」を開催しました。日本と韓国をオンラインで結び、日韓同時通訳のもと実施し、学生や教育関係者など約30名が参加しました。
「ケア」と連帯から考える平和
フォーラムでは、韓国・イエズス会人権連帯研究センターのチョン・ダビン氏、イエズス会社会司牧センターの柳川朋毅氏、韓国在住の眞子氏が登壇しました。
講演では、「負い目」を個人で抱え込むのではなく、互いを支え合う「ケア」と連帯へとつなげていく視点や、日本社会における分断や排外主義、人間の尊厳を守るために必要な姿勢について、それぞれの立場から考えが示されました。また、眞子氏は、自身の経験を交えながら、つながることや愛することには勇気が必要であり、世代や立場を超えて互いを理解しようとする姿勢が平和への第一歩になると呼びかけました。
あわせて、出張のため参加できなかった黄義喆氏からのメッセージも紹介され、「平和とは何か」という問いを通して、日韓の青年が互いの平和を見守り支え合うことの意義が共有されました。

左から中井淳神父、チョン・ダビン氏、眞子氏
柳川朋毅氏
対話を通して深まった平和への思い
質疑応答では、本学卒業生でベリス・メルセス宣教修道女会のSr.弘田しずえ氏から、日本にも韓国のような「ケア」の輪が広がっているのかとの質問が寄せられました。柳川氏は、日本でも若い世代を中心に互いを支え合う文化が少しずつ育まれていることを紹介し、チョン・ダビン氏は、社会を変えるには時間がかかるからこそ、互いを支え合いながら活動を続けることが大切だと語りました。
締めくくりには、中井淳神父の呼びかけで参加者全員が1分間の黙想を行い、チャットで平和への願いを分かち合いました。「ここに集まった私たち一人ひとりが平和の架け橋となっていきましょう」とのメッセージのもと、日韓の参加者は互いの経験に耳を傾けながら、「つながりあうことのレスポンシビリティ」について理解を深めました。
参加者からは、「『負い目』から生まれる連帯という考えに希望を感じた」「加害者も傷を負っているという視点の大切さを学んだ」「人間らしく生きること、愛することの深さを改めて考えた」といった感想が寄せられました。
本フォーラムは、日本と韓国の青年や教育関係者、市民が国境を越えて対話を重ね、平和と「つながりあうことのレスポンシビリティ」について共に考える貴重な機会となりました。グローバル言語・文化教育センターでは、今後も国際的な対話と交流を通して、平和と共生について学び合う機会を提供してまいります。
(グローバル言語・文化教育センター)









