日本語教員を目指す学生のための科目「日本語教育実習」では、実習に向けた学びの一環として、海外大学の日本語学習者とのオンライン交流を行っています。昨年度に引き続き、オリックス・ホテルマネジメント株式会社(本社:東京都港区)との協定に基づき、ホテルでのインターンシップを予定している海外大学の学生と、オンライン日本語会話プログラムを実施しました。
実習に向けたオンラインでの実践
今年度は、インドネシア、タイ、台湾などの大学で日本語を学ぶ学生と本学の学生が、オンライン会議システムを利用し、週1回・全4回、日本語による会話活動を行いました。日本語レベル別のグループごとに、本学の学生が一人ずつ会話パートナーとなり、来日後の生活や業務で使用することが想定される日本語表現についても実践的に練習をするプログラムです。
本学の学生は、教員の指導の下、学習者の日本語レベルや興味・関心に合わせて教材を選び、会話内容を工夫しながら準備を進めます。当初は、お互いに緊張した様子も見られましたが、回を重ねるごとに打ち解け、笑顔あふれる交流の場となりました。


実践を通して深まる「伝える力」
実習生からは、相手に伝わる日本語を考える難しさや、授業準備の大切さを実感したこと、自分自身の日本語を見つめ直す貴重な機会になったことなど、多くの学びがあったと報告がありました。また、学習者の笑顔や「分かりました」という言葉を通して、日本語を教える楽しさややりがいを改めて感じたという声も聞かれました。
インターンシップを予定している学生からは、実際に日本人と日本語で会話練習ができて自信につながったことや、日本語だけでなく日本文化への理解も深まったことなど、充実した時間になったという感想が寄せられました。
未来の日本語教育へつながる一歩
オンラインで育まれた交流が、来日後のインターンシップや日本での生活につながることを願っています。本学の学生にとっても、この経験は、学習者に寄り添いながら日本語を教える力を磨く貴重な機会となりました。試行錯誤しながら準備を重ね、実践を通して得た学びを、9月に予定されている教壇実習へとつなげていきます。
*白百合女子大学では2025年度から「登録日本語教員養成プログラム」(文部科学省認定)を開始しました。「登録日本語教員」は、2024年度に創設された日本語教育の国家資格です。
(登録日本語教員養成プログラム)









