新着情報

【報告】留学生の日本文化体験(生け花)

2022年6月9日

留学生が、日本文化体験の一環として生け花に挑戦しました。
日本語教育副専攻を修了した院生の指導のもと、各々の個性豊かな作品となりました。


2022年6月7日(火)、留学生5名が、日本文化体験の一環として生け花に挑戦しました。普段、茶道や華道のクラブが活動している国の登録有形文化財であるめぐみ荘(旧菊池家住宅主屋)(※1)を使用して行いました。初めは少し緊張した表情の留学生たちでしたが、生け花の師範である日本語教育副専攻(※2)を修了した院生の優しい指導のもと、落ち着いた和やかな雰囲気の中で楽しく取り組みました。
作品は本館1階ロビーに展示され、来客者や学生、教職員がしばし足を止めて鑑賞する姿が見られました。

  

  

めぐみ荘(旧菊池家住宅主屋)(※1):
静岡県田方郡で代々庄屋を務めた屈指の資産家・菊池家の住居で、約300年前に造られたが、昭和初期に重舎氏がこれを譲り受け、当時の薬草植物園内(現大学敷地)にトラック40数台で全材料を運び、極力原型を保つようにして復元されました。
この家屋の特徴は、屋根瓦・大黒柱・梁の3点にあります。武家・神社・寺以外は瓦葺きを許されなかった時代で、茅葺だった当家も、のちに許可を得て瓦葺にしたといいます。また、大黒柱および梁の太さがその家の位権を示すものとして重視されていたが、ひと抱えもある大黒柱と大梁とは、その格式をしのばせています。

日本語教育副専攻(※2):
「日本語教育副専攻」(全学科対象)では日本語を母語としない方への、言語の教授法を学習します。ふだん、使い慣れている「日本語」を新たな視点から捉え直すとともに、海外協定校の学生との交流を通して、異文化理解についても考えます。国語国文学科では卒業単位と重なっている単位もあり、履修しやすくなっています。

問い合わせ:国際交流オフィス・国語国文学科 日本語教育副専攻(1号館1階)
    Page Top