発達心理学科では、3年次後期から、卒業論文に向けたゼミ《心理学専門演習》が始まります。今回は、鈴木忠教授の担当ゼミをご紹介します。
鈴木ゼミでは、2年次に履修した「心理学実験Ⅰ」「心理学実験Ⅱ」、3年次前期の「心理学研究法」での学びに基づき、4年次の「卒業論文」につながる研究の方法について学習することを目標とします。また、本授業を通して、卒業論文のための文献研究と予備調査を行い、卒論の構想を練り上げていくことを目指します。
ゼミでは、受講生自身が研究テーマを立て(個人またはペアによる研究テーマの設定)、発達心理学的研究に取り組みますが、卒論に向けて、文献を読むことから始めます。最初から研究テーマにごく近い文献を読むのでなく、自分がどのようなことに関心があるのか、面白いと思うのかを考え、興味の範囲を広げることが目標です。
2週目の授業で、みんなで図書館地下に行き、各自で紙版の学会誌を手に取り、目次をみたり本文をめくったりしながら、面白そうだと思う論文を見つけました。多くの学生にとって紙版の学会誌を手にするのは初めての経験のようです。次の週以降、自分が選んだ論文をレポート発表しましたが、みんなパワーポイントの作り方が上手で、聞き応えがあります。
研究テーマを確定させた後は、データの収集と分析を行い、プレ卒論レポートの作成と進みます。どのようなプレ卒論レポートが出来上がるのか楽しみです。










