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もし自分が難民だったら?— ワークショップ「いのちの持ち物けんさ」で《喪失》を学生が疑似体験

2025.11.28
学生・キャリア

11月10日(月)と14日(金)、国際交流活動団体コスモポリットの学生を中心とした、グローバル言語・文化教育センターに集まる学生たちが、“難民が直面する喪失”を自分のこととして考えるワークショップ「いのちの持ち物けんさ」に取り組みました。

① 自分のアイデンティティを構成しているものを確認

② “自分とは誰であるのか”を付箋に書き出し「見える化」

③ 段階的に付箋を剥がし、失っていくことを疑似体験

このワークショップは、難民問題を「知識」ではなく「実感」として理解してもらうための体験型プログラムです。
自分にとって大切なものが段階的に“失われていく”プロセスを疑似体験し、「もし自分が難民だったら?」と想像することで、難民が抱える不安や痛みに寄り添うことを目指しています。

故郷、文化、人間関係、安心できる日常…。
目には見えない「大切なもの」が次々と奪われる感覚を体験した学生からは、さまざまな気づきが生まれました。

《参加学生の声》

精神的な喪失がこんなに重く感じるとは思わなかった。
自分の存在を証明するものがなくなる怖さを実感した。
周囲の人への劣等感や孤独感が生まれた。
このような思いをしている人がいることに胸が痛んだ。

今回の体験を通して、学生たちの中からは「もっと学びたい」「自分にできることを考えたい」という前向きな声も多く上がりました。

「Meal for Refugees(M4R)2025」ポスター

■ 背景:本学の取り組み「Meal for Refugees(M4R)」

このワークショップは、12月1日(月)〜5日(金)に開催される「Meal for Refugees(M4R)」の事前学習として行われました。
M4Rは、日本で暮らす難民の“故郷の味”を学生食堂で提供し、「食」を通して難民を知り、支える企画です。本学では2016年から継続して取り組んでいます。

【2025年 M4R開催予定】
● 期間:12月1日(月)~12月5日(金)
● メニュー(第1ステラマリス)
・12/1〜12/3:ウクライナ風ビーフストロガノフ/サランカ(スープ)/白米
・12/4〜12/5:鶏肉とベーコンのボルシチ/ウクライナ風サラダ/白米

学生たちの「もっと学びたい」「やってみたい」という思いを、グローバル言語・文化教育センターは今後も応援していきます。

(グローバル言語・文化教育センター)

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