白百合女子大学大学院パンフレット
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フランス語フランス文学専攻Department of French Language and Literature 11【担当科目】修士論文指導、特定の課題についての研究指導【担当科目】オムニバスA、修士論文指導、特定の課題についての研究指導【担当科目】修士論文指導、特定の課題についての研究指導【担当科目】修士論文指導、特定の課題についての研究指導ジャン=ジャック・ルソーを中心とする18世紀フランス文学を研究している。作家が作品の中でどのように自分自身のイメージを読者に伝えようとしているのか、というレトリック(言葉による説得手段)の問題にとりわけ関心がある。授業では文学作品だけでなく、広告の文章や政治家の演説も取り上げながら、この問題について論じる。【担当科目】フランス文学研究F、修士論文指導、特定の課題についての研究指導【担当科目】フランス語教育研究A・B、修士論文指導、特定の課題についての研究指導専門は近現代フランスの思想・文化史、サブ・カルチャー。20世紀は、フランスの「インテリの世紀」といわれる。「インテリ」の誕生になったドレフュス事件から、サルトルやフーコーなどにかけて、世界中に影響力を及ぼすようになったフランスのインテリの思想を、サブ・カルチャーを例に研究している。修士論文題目●フランス語教育における演劇教育の活用法●モーパッサンの短編作品における、「同情」の機能について●主体的なフランス語学習につながる授業内アクティヴィテの成功要素の研究●『制作』におけるクロードの役割について●外国語習得における学習意識の規定要因 ― アンケート調査に基づく分析と考察 ―●『マノン・レスコー』における心と身体●児童外国語教育における「遊び」と「フロー」イベント型教室活動を通しての考察●コレットの小説『シェリ』における香りの表現について特定の課題についての研究の成果●アントワーヌ・ド・サン=テクジュペリとアゴタ・クリストフにおける「子ども」の表象●日本人向けフランス語教材の作成 ― 義務教育までの英語知識を用いて ―●【翻訳】マクロン大統領によるコロナ対策を国民に呼びかけるためのテレビ演説【担当科目】フランス文学研究G、修士論文指導、特定の課題についての研究指導日本を含むアジアの20世紀初頭の文化・藝術(とりわけフランスとの接触において)を研究している。これまでは、どのようにBeaux-artsが「美術」になっていったかという過程に焦点をあてながらインドシナや上海フランス租界などの知識人たちの言説や作品を研究してきた。「美術」のみならず、藝術全般(生活文化を含め)に広い興味を持っている。 とりわけ、食のダイナミスムに関心がある。【担当科目】修士論文指導、特定の課題についての研究指導【担当科目】フランス文化史研究E・F、修士論文指導、特定の課題についての研究指導※担当科目は2023年度開講科目を記載⽂学作品における「自己像」の研究 担当教員と主な研究分野善本 孝 教授   (研究科長)越 森彦 教授     (専攻主任)海老根 龍介 教授  「A.カミュ+フランス語教授法「ボードレールを中心とした+コミュニケーション論=?」19世紀フランス⽂学」文学と教育の二つの領域を主な研究対象としている。詩人であり批評家であるシャルル・ボードレールを出発前者では、アルベール・カミュの作品における「母親」点として、19世紀以降のフランス近現代詩全般につ「死」「殺人」「狂気」といったイメージを中心に、カミュいての幅広い理解を目指す一方で、より個別的には、の創造の源泉を考察している。後者では、「外国語教進歩主義的傾向に強く彩られた第二帝政期のフラン育でコミュニケーションを教えるとはどういうことか」といスにおいて、文学者や芸術家たちが自らの芸術的実践う問いを出発点にして、教室という空間が持つ可能性と同時代の社会との関わり方をどのように捉えていたを探求している。かの解明を研究課題としている。辻川 慶子 教授ジェラール・ド・ネルヴァル、19世紀における歴史と⽂学、引用の詩学専門は19世紀フランス文学。特に、ジェラール・ド・ネルヴァルの散文作品を中心に、文学と時代の関わりや作家の歴史意識について研究している。歴史家ではない一人の詩人がいかに歴史をとらえているのか、同時代の歴史・社会的文脈とともに考察している。現在は、ネルヴァルを中心としたロマン主義作家、および引用や借用の形式にも関心を持っている。畠山 香奈 准教授17世紀フランス⽂学、古典主義悲劇研究 専門は17世紀フランス文学、悲劇。ピエール・コルネイユやジャン・ラシーヌに代表される古典主義悲劇がどのように成立していくのか、アリストテレス『詩学』の受容をとおして演劇史的に研究している。今後は、政治、宗教、歴史的観点から17世紀フランスにおける演劇とは何かという問いについて、ひろく考えていきたい。デムナチ アリア 講師 美術、アニメーション、映画など、現代視覚⽂化の歴史研究者としての専門分野は日本アニメーションの美学史と技術史である。アニメーション制作において、デジタル映像・技術の導入がもたらした影響を研究している。教員としては、美術史、特に戦後以降のコンテンポラリーアートが専門分野である。これから視野を広げて、フランスの映画史やバンドデシネなど、20-21世紀視覚文化も取り入れる。大塚 陽子 准教授「ポライトネス」を軸にフランス語やフランス語教育について考える専門はフランス語学。とくに「会話」に関心があり、対人関係を調整し得る言語の機能「ポライトネス」に関わるフランス語の諸現象を分析対象としている。また、高等学校でのフランス語教授経験を活かし、フランス語教育のあり方についても考察している。「ポライトネス」のフランス語教育への導入と両者の融合が、目下興味の中心で、教材作成・プログラムデザインを研究の延長線上に据えている。ブルネ トリスタン アンリ 准教授20世紀フランスのインテリとその遺産二村 淳子 准教授越境する⽂化、翻訳される⽂化村中 由美子 准教授マルグリット・ユルスナール、20世紀フランス⽂学、アダプテーション研究戦間期の文化・芸術潮流を通してマルグリット・ユルスナールの作品を読み解くことを出発点に、20世紀フランス文学を研究している。前衛的な文学運動の影に隠れて従来見逃されがちであった「秩序への回帰」と呼ばれる流れに着目し、同時代の美術史も視野に入れた20世紀フランス文学史の再考を目指している。現在はアダプテーション研究にも関心があり、文学作品の映画化についても考察している。

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