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学生国際交流活動団体とNGOラチャナ・ハンディクラフト・バッタンバン(カンボジア)によるフェアトレード商品開発が進行中

2023年8月4日

国際交流活動団体コスモポリットは、例年10月に開催される学園祭(白百合祭)でオリジナルフェアトレード商品の販売をしています。
今年は、
グローバルビジネスプログラムの授業の一つである「ビジネス・マーケティング」において商品開発のプロセスを学んだ学生を中心に、国際支援団体JLMM 漆原比呂志事務局長の協力を得て、カンボジアNGOラチャナ・ハンディクラフト・バッタンバンとのコラボレーションにより商品の企画・開発を進めています。


《ラチャナ・ハンディクラフト・バッタンバン Rachana Handicrafts Battambang》は、カンボジアの北西部の街・バッタンバンで、カンボジア人女性たちによる女性の自立を目指す活動を展開するローカルNGOです。長い内戦で働き手を失った女性たちが現金収入を得ることと、女性の尊厳回復を目的に1996年に発足しました。

1992年、約20年にわたる内戦でタイ国境の難民キャンプでの生活を強いられてきた人々の多くが、主にバッタンバンに帰還してきました。戦禍によって生計の手立てを失った女性たちのために、ICMC(国際カトリック移住協議会)が洋裁などの職業訓練センターを市内に開設。JLMMは、この洋裁クラスに専門家を派遣し技術協力を行いました。その後ICMCの活動終了を機に、洋裁クラスは自らの手で独立し、ローカルNGOとしての第一歩を踏み出したという経緯を持ちます。




コスモポリットの学生たちは、「作り手である女性たちの想いも商品に乗せたい」と考え、5月より商品開発を進める傍ら、カンボジアの歴史や文化、日本や他のアジア諸国との比較など自主勉強会を重ねました。6月には漆原事務局長によるレクチャーを受け、商品開発の打ち合わせを実施。8月には、カンボジアとのオンライン打ち合わせを通してより具体的な商品作成のための確認を行います。

学生たちは10月の白百合祭の販売に向けて、今後も議論を重ねていきます。

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(グローバルビジネスプログラム/国際交流オフィス)



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