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【報告】産学連携プロジェクト「オーストラリアのツアー企画に挑戦しよう」(ホスピタリティ・マネジメントプログラム)

2023年10月4日

 「ホスピタリティ・マネジメントプログラム」(担当:島田由香教授)は、全学部全学科の学生が履修可能な、白百合の建学の精神に根ざしたキャリアデザインプログラムです。同プログラムが企画する「観光とホスピタリティ」では、《課題解決型プログラム》として、企業と協働しながら実践的な学びを通して、他者に寄り添うホスピタリティ・マインド溢れる人材育成を目指します。
 
今回は、カンタス航空および株式会社チックトラベルセンター(本社:愛知県名古屋市)と連携し、カンタス航空を利用したオーストラリアツアーを企画するという課題に24名の学生が挑戦し、9月28日(木)に、中山竜太氏(カンタス航空 日本・韓国地区支社長)、長澤徹氏(カンタス航空 日本地区営業部長)、齊藤祥毅氏(カンタス航空 営業本部セールスエグゼクティブ)を審査員としてお迎えし、最終プレゼンテーションを行いました。

 
 

学生たちは、6月からそれぞれの企業担当者の講義を受け、7月には羽田空港国際線ターミナルの視察を行い(※1)、ケーススタディやワークセッション概要、ミッションやプロジェクトの進め方の理解を深めて、チームに分かれてそれぞれの企画を温めてきました。
 
プレゼンテーション当日は、「癒しを求める女子旅としてアートとビーチを満喫するツアー」や、「オーストラリアならではの野生動物とのふれあい、大自然 、世界遺産でのアクティビティ、先住民との異文化交流を楽しむツアー」など、学生らしい豊かな発想から生まれた6つの企画が発表されました。最優秀の企画として、ターゲットを中学3年生から高校生とした「カンタス航空で行く! オーストラリアの自然・文化を大満喫! シドニー・ケアンズ・ブリスベンを旅する6泊8日!」が選ばれ、この企画はチックトラベルセンターにてパッケージ化されて、実際に販売される予定です。

参加した学生の声

・グループワークの時に、予定が合わずに話し合いが止まってしまったり、意見がぶつかることもありましたが、その度に一度立ち止まり初心にかえって話し合いをすることを心がけました。そうすることで、チーム全体の同じ目標や目的を目指しながら話し合いをすることができました。

ターゲットである新規トラベラーへのアプローチはもちろん、チームのメンバーへのアプローチの仕方を模索できたこの経験は、間違いなく私の力になりました。この「周りを巻き込む力」を強みにできるよう、今後の生活の中でも活かしたいと思います。

実際に他のチームの方の発表を聞いて、どのプランも凄いと思っていても、カンタス航空の方から鋭い指摘があり、お仕事として長年続けていらっしゃる方の目線の違いやプランを販売するということの大変さを知りました。
私はホスピタリティ産業は向いてないのではないかと思っていたのですが、今回のインターンシップにより「楽しんで旅行をしてほしい」「一生の思い出になってほしい」など顧客に直接的なサービスを与える職種への関心が深まり、職業選択への視野を広げることができました。
イベントや観光地を調べる中で、英語のサイトを見たり、地図を見て距離感を確認したり、普段自分が旅行に行く時としていることはあまり変わりないが、販売するという点で、営業時間を詳しく確認したり、施設のポイントをまとめたり、責任感を感じながら企画ができました。

「観光とホスピタリティ」では、今後も、観光地を旅するように、国内外の観光資源・観光施設とエアライン、ホテル、旅行会社などの観光・ホスピタリティ産業について理解を深めて、他者と寄り添い社会とつながる産官学連携を進めていきます。
 
 
(ホスピタリティ・マネジメントプログラム)
 
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